鴛鴦というお酒
鴛鴦(えんおう)の会と河和田アートキャンプ、そして地元酒蔵である豊酒造とで造る純米吟醸酒の銘柄「鴛鴦(えんおう)」は、自然豊かな河和田に一年中生息するオシドリのつがいを意味する、由緒ある呼び方から名付けられました。この日本酒は、まさに田園の広がる河和田の自然、美味しい湧き水、伝統的な漆器産業、そして今年で13年に及ぶ河和田アートキャンプの活動蓄積に裏打ちされた住民と学生の密な協働があってこそ実現したものです。
クラウドファンディングに挑戦中!
こののクラウドファンディングは、2018年春に発売予定である500本の「鴛鴦(えんおう)」を事前予約できるというものです。初めてのことなので目標金額を200,000円と少額でのチャレンジです。無理な拡大は考えず、地域の規模に合わせた生産を続けていきたいと考えております。今回は「鴛鴦の販売」と「鴛鴦酒粕フェスティバルの開催」を通して、この河和田地域環境の改善に寄与し、オシドリが住み続けていけるような美しい自然を次世代に受け継げるようなモデルとなるように、皆さまからのご支援をいただきたくクラウドファンディング活動をすることに致しました。
応援よろしくお願い致します!
鴛鴦の生産地、河和田について
福井県鯖江市の東部にある河和田地区は、約1,500年の歴史をもつ越前漆器や眼鏡づくりを行う、自然豊かなものづくりのまちです。三方を山に囲まれ、まちを流れる川にはオシドリが飛来し、夏にはホタルの幻想的な乱舞が見られます。地区東部にはふくいのおいしい水に選ばれた湧き水が2箇所もあるなど、豊かな水資源が地域を潤します。
約4,000人が暮らすこの小さな集落では、古くから独特な文化を形成してきました。その昔、河和田の漆かき職人たちは全国の漆かきの半数を占めたといわれ、東北や関東まで漆の樹液を求めて全国を行脚してきました。職人たちは、訪れた場所の文化や最先端の情報を持ち帰り取り入れることで、地域に独自の文化を醸成してきました。そのような歴史があるからこそ、いつの時代でも河和田は変化を受け入れ、暮らしに合わせたものづくりや、独自の文化を醸成されてきたのかもしれません。